Halau Na Kamalei [2000,06,20(tue)] |
一言に「25年」と言ってしまえばそれだけかもしれませんが、25年というのはかなり長い歳月と察します。ひょっとすると人間一人の一生がその年数の中で閉じてしまうことさえ考えられます。 この6月10日、11日とホノルルにある「Hawai'i Theatre」にてハラウナーカマレイの25周年記念コンサートが開催されます。両日通しのプログラムと聞いていますが内容は定かではなく、すでに5月5日に売り出しが開始され、チケットは一階席完売の状態らしいです。 25年前にロバート ウルベヒオアプアイカヴェキオウオカラニ カジメロが始めた頃はメンバーのほとんどが10代の少年、そして彼自身も25歳と若かった。常にアーティスティックな事をクリエイトしている彼は、あの時代、先輩である名だたるKumu達にはモダンすぎると指摘されたこともあったそうです。しかし、その後の輝かしい業績は周知のとおり。 ナーカマレイの踊りは御存知の方も多いでしょうが、あえて言うと、技術、表現力、そして上品な動きプラスロバートさんのすばらしい振り付けはただ素晴らしいの一言につきると思います。 先日「フラレア」という雑誌の取材に、フラブラザーでもあり7月の来日メンバーでもある、Bubu,Bully、Alika、Kaliko という4人と共にインタビューを受けました。自分の習っている師だから、ひいきしていると思われるかもしれませんが、4人そして僕を含め、師ロバートのクリエイティビティー、才能は誰もが認めるものの、どの様に説明をすれば解ってもらえるか、彼の人柄を理解してもらえるかうまく話すのがとても難しかったです。 創設当時からのオリジナルメンバーもまだハラウの中には健在で、今でも一線で活躍しています。ロバートの人間性がハラウをここまで引っ張っているのだろうと僕は信じています。 ナーカマレイを飛び立ったHo'okena(ホオケナ)のマヌボイド、ハワイ大学ヒロ校ハワイ文化教師のモーゼスクラブ、そして10月に来日するヴィト、マイケル。この4人の新星クムフラは、師ロバートを敬い、慕い、今でも深い交流を続け、愛してやまないのです。単なる師弟愛ではない、その中に深い人間愛がハワイの人達の根底に流れていると思います。 ロバートカジメロとハラウナーカマレイ。すばらしい彼等の心のふれあいを皆さんにも解ってもらえれば僕はとてもうれしいです。 25周年のこのコンサートでは、人と人との心の交流、結びつきが演技を通して観てもらえればなぁーと思います。 もし、6月10日、11日とハワイ、オアフ島に行く方がいらっしゃれば、是非観てほしいものです。ただ、売り切れ間近! (5月7日 ナーカマレイレッスン中に記す) |