2005年4月15日
「Uakoko」 −メリーモナークにて−

 「Kauakoko」と良く耳にするフレーズがあるけれど「Uakoko」に「Ka」がくっついて『Kauakoko』。
 土曜日の午後、ハラウのメンバーが2度目のヴォルケーノ参りに行くというので、やっと加わることが出来た。スタジアムでのリハーサルが終わり、HNKメンバーは一路クレーターへ向かった。
 一行はHilo入りした木曜日早朝に1度目のヴォルケーノに行ったがひどく天候が悪かったらしい。Kumu・ロバート氏は一言「来なくて良かった。」と言ってくれたが、自分にとっては参加出来なかった事がとても残念に思えて仕方なかった。

 リハーサルを見せてもらったツアーの人達は、残りの時間を目一杯好きな事をして満喫しようと三々五々バラバラにー。そこで僕も「じゃ ここでね」とスタッフとも別れ全員自由行動。

 Kumu・ロバート氏の車に乗り込みカイポ・ハレとダンサーのブリーと一緒にいざヴォルケーノへ
 車中はまるで遠足へ行く子供のバスが如くワイワイガヤガヤ、しかし既にKumuの目だけはこの後のスケジュールと後続の車達の心配で真剣そのもの。 
 そりゃそうです。Hiloを出たのが午後2時過ぎ、そして5時には準備を全て終え、宿舎「KMC」(ヴォルケーノハウスの近く)を出発したい。それまでに「お参り」と「食事」を済ませなければいけないのだから・・・。

 HNK全員が「Kahiko」で使った「Lei」を持ち、クレーターの傍に到着。風はきついけれど青空が僕達を出迎えてくれたかの様に透き通っている。でも、よーく見ると小雨が風と共に崖っぷちを通り抜けている。
 その瞬間『Uakoko』が現れた。つまりは虹の事です。しかし、ハワイ語では通常「Anuenue」、でもこの種類の虹は『ウアココ』と言うらしい。
 Kumuが大きな声で皆に知らせ、説明すると全員がその方向を見た。というのも、このスペシャルな虹は滅多に見る事が出来ないものらしいからです。あの『プリンセス カイウラニ』が生まれた時にも現れたそうだが、やはり後世に名を残す人だったからだろうかー。

 Kumuの傍に居てずーっとその説明を聞いていた僕は「写真を撮ったら」というKumuの言葉に我に返り一枚パシャリ。続いて「『Uakoko』を背景に一緒に撮ってやろう」というKumuの言葉に頷きポーズをとった瞬間、そのスペシャルな虹『Uakoko』は消えてしまいました。

 とてもショックでした。しかし、この時間、同じ空気をKumuとHNKの皆と過ごせるだけでも幸せなのに、それ以上のスペシャルな事を望むのがいけなかったのか、と反省。そして、なによりまだまだ修行が足りない僕に『ペレ』が許してくれる訳が無いのだろうと解釈しました。そんな事を想っていた僕の顔をKumuは見つめてくれていました。

 「スピリチュアルな現象」とハワイの人は口にする事があります。「自然」と「心」そして「解釈」が一体化し、崇拝が生まれると僕は信じています。
 『Uakoko』と写真は撮れなかったけれど、特別な時の一瞬に僕の前に現れてくれた事を感謝します。

ヒデ
2005年4月15日

「機中にて」

 今日は4月15日、あの興奮から約10日が経ち、事の偉大さが日々伝わってきています。ハワイでは「メリーモナーク」優勝の後から、ハラウとしての活動が活発になり、Kumu・ロバート氏もインタビューや取材で「CAZ」とはまた違う意味で忙しいようです。

 私、ヒデも「メリーモナーク観戦記」を書きたいと思いつつ、先週末の帰国以来ゆっくりとデスクに座る時間も無く、今やっと広島への機中でペンを執っています。

 そう言えば、帰国してから「これだ!」と思う美味しい食事を摂っていない気がします。
ただ「物」を口に入れている様な、それを繰り返すだけー、みたいな生活。数日前、お気に入りの焼肉屋さんにも行ったけれど、自分の気のせいかどうも肉質が落ちた様な・・・。
 お勧めのお店あればお知らせ下さ〜い!

JALのアップルジュースを飲みながらのヒデでした。

2005年4月14日
 皆さんの応援のおかげで『ハラウ ナー カマレイ』優勝しました。ありがとうございます。
今年のP.P.H.E.は盛り上がる事間違いなし。
 下記3つのハラウは、6月18日広島・10月23日東京 両P.P.H.Eに出演します。
また、ナー カマレイに関しては、10名ほどのダンサーが来日予定です。
乞う御期待!!

 Halau Na Kamalei (ハラウ ナー カマレイ)
(本年度メリーモナーク 総合優勝 / ハラウ30周年)

    
クムフラ: ロバート ウルヴェヒ カジメロ

 Na Lei O Kaholoku (ナー レイ オ カホロクー)
(本度メリーモナーク ワヒネ カヒコ 第1位 / ワヒネ 総合優勝)
    クムフラ: レイアロハ アミナ
    
クムフラ: ナニ リム ヤップ

 Halau O Ke 'A'ali'i Ku Makani (ハラウ オ ケ アアリイ クー マカニ)
(本年度メリーモナーク ワヒネ アウアナ ・ カヒコ 第5位)

    
クムフラ: マヌ ヴォイド

 先日の日記にも取り上げました「T-シャツ」はご好評を頂いておりますが、残りわずかになりました。

2005年3月27日
 いよいよ メリーモナーク!!
 今年は私の師匠であるロバート・カジメロ氏が率いるハラウ、Halau Na Kamaleiがメリーモナークに出場します。
創立30周年を記念してのエントリーですが、今年は前例を見ない程Kane部門のグループ出場数が多いという情報が入っています。なんとか入賞、出来ればTopになってもらいたいものです!
 さて、そのメリーモナーク出場にあたり、月謝を徴収しないNa Kamaleiは日本語で言う資金集めをいろんな方法で行なっています。その中で、私「ヒデ」そして「コハラカンパニー」として何か協力出来る事が無いかロバート氏・ハラウメンバーに進言した所、限定数T-シャツを創る事になり販売のお手伝いをしています。
 昨年のP.P.H.E.でもアナウンスさせてもらいましたが、来日4人のBOYSが写っている「T-シャツ」を販売しています。
是非、記念に如何でしょうか?


写っているのは左より「Kaliko」「Bully」「Kaulana」「Dean」の4人。
サイズ S・M・L 価格1枚\3,000-
お申込は[email protected]
2005年2月13日
しばらくの間 というか 永い間 御無沙汰しており申し訳ないっす。
HPのupが出来ず苦悩しておりましたが、やっと環境が整備されつつあるのでこれから頑張ります。約束します!
さて、近年ハワイアン業界というか、フラの世界というか、ハワイに関わる全ての事が拡まってきて嬉しい次第です!
イベントもお店の数も増え、365日忙しいですね!
これから、しばらくHP全体を構築しつつ手を加え、皆さんに喜んで頂ける様努めたいと思っています。
よろしくお願いします。

ヒデ

2004年3月21日
どんよりとした空が一面に広がるのが、目が覚めて飛び込んできた景色でした。

そしてベッドから窓の外を見ると小雨が・・・。
そう、「こんな朝に海に行くのかな〜」と思いながら時計を見ると既にAM7時過ぎ、、
すると電話のベルが・・・。「行くぞ」とのこと。

ワイキキに到着するとMAKIKIよりは多少雨量が少ないもののやはり雨。車を止めて約束の場所に行く。数人のメンバーが既に海の中で待っていた。今日はHNK(ハラウ・ナーカマレイ)のFR(ファウンド・レイザー)コンサートの日、今日の成功を祈ってのBlessingだ。何年ぶりだろうか、こうして海に入るのは?ハワイの人たちは海の水のことを時々「Salt Water」と呼ぶ。これを訳してもただの「塩水」なんだけど、体調が良くないとき、精神的に滅入っている時などに「Salt Water にはいってきなさい」と言われることがある。ハワイには西洋でも東洋でもない医学(と呼ばないかも知れないが)がある。ネイティブな食事療法や自然の草木での治療など様々な手段、そして、その1つに海に入ること。

海の成分にはたくさんのミネラルや自然の物質が溶け込んでいるし、日本でも近年水の大切さが見直されているように、ハワイの人は太古の昔から大切にしていた様だ。
よって海にはほんの20〜30分居たんだけど、あがったあと寒いと思っていたのに、以外に温かかった。雨で朝だし入る前は海も冷たいと思っていた。しかし思惑と正反対で海の中も上がってからも温かかった。それよりも何よりも気分がとてもよくなったのが自分でわかるような気がした。HNKのみんなが「気持ちよかったね〜」と上がったものの爽快な気分が全身を多い、頭の中がすーっと空っぽにになった様(もともとカラッポですが・・)な気がしてこれがヒーリングかと改めて感じた。

僕のように「砂が嫌い」などという理由からハワイに行っても海に行かない人もいるかも知れないけど別に「海に行く=泳ぐ」という訳ではないので、老若男女にかかわらず、<Salt Water>に入ってみてはどうでしょう。きっとその一日は何かいいことがあるはずです。お蔭様でHNKのコンサートでの僕の出番も何事もなくことを終えて、夜9時頃にはローカルBAR「Aku Bone」で祝杯を挙げていました。

やはり自然には感謝です。

ヒデ

2004年1月21日
今年もよろしくお願い致します。

皆さん今年もスタッフ共々何卒よろしくお願い致します。

今年はPPHEも5年目を迎えハワイの人達も意欲満万のようで十月を迎えるのがとても楽しみです。二月の「イ・カ・ヴェキウ」のワークショップを皮切りに、「メリーモナークツアー」や「CAZ」コンサート、「ロバート氏」の地方公演・ワークショップなどが目白押しです。ぜひお楽しみに!!

1989年に本格的に当社が活動を始めた頃はイベント企画などをされているところは他に無く、俗に言う芸能界からもかけ離れたところにハワイ業界は位置していました。そんな中、当初からのコンセプトである、「ハワイの本物・真の芸術をひろめたい」をモットーにこれからも勧めていきたいと思います。 また、当時は生花で創るレイはプロとして作られる人は全くいなく、その先駆けとして僕はプロモートして参りました、その結果、今はいろんな方が作られ、また「生花のレイをつけて踊る」 というHULAとして基本的な知識が広まり、この頃、やっとハワイの方々にもHULAを文化として日本人は受け取っているという事が証明出来る様に成ってきました、とても嬉しい事です。

HULAをいろんな受け取り方でされている方がいますがそれはそれでいいと思いますし、少なくともハワイの人達に文化を勉強させて頂いていることを感謝したいと思います。 今後とも私をはじめコハラをよろしくお願い致します。

Hide kalanimoku


2003年11月14日
まず初めに、来場して下さった皆様、公演するにあたって御協力下さった皆様に心よりお礼申し上げます。

本番を始める前からハワイからのメンバーはすでに「第5回P.P.H.E.」、つまり来年はどんな事をするか〜等などをワイワイと来日当日の居酒屋から話題になっていたようです。

今回のP.P.H.E.2003についても内容を濃くしようというハワイ側の画策のもと、2日の公演予定を1日にした程の肝の入れ様。つまりハワイ側も日本において、様々なハワイアンコンサートが開かれている事を耳にしているらしく、この様な内容のものをオリジナルとして始めた自分達に責任があると思っているようです。

そして冒頭に書いた様にすでに来年も僕の予想をはるかに上回る演技内容をそれぞれのハラウが試行錯誤しているらしいです。僕自身もまだ日程が未定なのにも関わらず、次回の出演交渉にすでに入っているのもおかしい話でしょうか??日本側も、頑張らないとー、と思っています。

今回は賛否両論ありますが、ライティングに少し凝ってみました。2階席の方や1階席の一部の方にはご迷惑をお掛けしたかもしれません。申し訳ございませんでした。しかしお蔭様で、大変好評を頂きハワイ出演者も含め満足しています。2日分の出演の方々を1日にまとめた為、やや長めの上演となり、遠方から来られた方は最後のあの“Ho'ike”を御覧になれず、帰られたそうです。残念ですね。

そして忘れられないのが開場時の大雨。「コハラは普段の行いが悪いから〜」と言われたお客様もロビーにいらっしゃいました。しかし、その後は秋晴れとなり「お祝い」とばかりのさわやかな青空が広がっていました。

来年はいよいよ第5回の記念すべき公演を迎えます。僕自身も今からとても楽しみです。10月に2日間公演を予定しています。乞う御期待、お楽しみに!

ヒデ カラニモク
2003年10月23日
 先日、久しぶりにクラシックのコンサートへ行ってきました。P.P.H.E.を終わらせて頂き、事後作業の傍ら友人からの誘いもあり、以前からテレビの深夜枠での宣伝を良く見ていたので、「楽しそうダナー」と思っていたのです。
 
 そう、アンドレ・リュー指揮「ヨハン・ストラウス・オーケストラ」でした。P.P.H.E.の初回と2回目にお世話になった、国際フォーラムのホールA、なんと5000人の観客席はいっぱいでした。なかなかクラシックというのは、行く機会もなく、難しい内容のものはハッキリ言ってわからないのですが、このコンサートは眠りに落ちることもなく最後までとても面白かったです。馴染みの曲が多く、すべて飽きさせない演出と共に編曲がいい具合の長さで終わるようにしてある為、あっという間の2時間でした。

 あと、週末という事もあってかお客様がなかなか帰らず、アンコールが5〜6回あったかな〜?帰り際にはチョコレートを貰ったりと〜。久しぶりに、トリップした時間をもて、心と身体の栄養剤を頂いた一瞬でした!たまにはいいナァ〜なんて思いました。

ヒデ

2003年10月8日

あと5日でいよいよ本番。

 日本もハワイ側も順番やらリハーサルやらで毎日メールや電話の嵐。僕も気が立っているのか、まいっているのか、いつもの症状が出てきました。
 と言うのも食事をしてもお腹が一杯にならないのです。実は4週間前に高熱を出し3週間寝たきりで7〜8kg痩せたのに、又戻ってきてるみたい。スタッフに「戻ってきましたね。」といいながらじーっとお腹を見ています。

 でも、P.P.H.E.が終わる頃には、もうチョット出てるかも〜!^−^

★ヒデ P.S.★
今年のP.P.H.E.のオリジナル限定Tシャツが届きましたので載せてみました。 限定枚数の発売になっているので、御希望の方は会場にて〜!

P.P.H.E2003限定ですよ!!(ヒデ).

2003年10月3日
いよいよP.P.H.E.まで10日間!!

 すべて仕込みが最終段階に入って、僕を含めスタッフは年末の騒ぎじゃないですが、「大わらわ」です。ハワイキャストの受入態勢、日本側キャストとの最終確認作業、そして劇場との詰め等、とても大変です。4回目を迎え、スタッフが慣れてきているものの、やはり、この様なイベントは毎回毎回が、新しい発見と勉強の繰り返し。
 今思い出すと第一回目を有楽町・国際フォーラムにて開催した事が、とても懐かしく感じられます。キャスト総勢400名の出演者で、バックステージも50〜60名が動いていましたし、ボランティアの方々に手伝ってもらったのも、この時が始めてでした。自分もこの時に出逢った人達と顔を合わす事があるんですが、恥ずかしい事に覚えてなかったりして申し訳ないです。

 さて、今年のP.P.H.E.、ハワイ側から「内容を充実させたい」という主旨から当初2回公演が1日を丸々リハーサルに当てる事になり、1回のみの公演となってしまいましたが、とても楽しみです。それだけ、「想い」が一杯詰まった素晴らしい公演になるだろう!
 最終の演出をロバート氏と毎日やりとりしていますが、彼のサービス精神というか、観客の立場になり、一つ一つアイデアを出していく姿勢には、脱帽です。さすがロバート氏(な〜んて自分のKumuを誉めてドウするんですかね〜)
 又、今年キンカメで賞を総なめしたケアリイオーナーラニや今年のメリーモナーク入賞のハラウ イ カ ヴェキウは、どうやら入賞曲をHo'ikeで演技してくれるらしく、このホイケセクションもP.P.H.E.の目玉になりそう!

 このP.P.H.E.にてHo'ikeという上演方法を始めたのが始まりで、今はいろんなフラコンサートで行われているようだけど、今年は内容が充実しそうで、とても楽しみです。という事で、10月13日ご来場してくださる皆さんとお会いできるのが楽しみです。