フラガールという映画。
もうこれほど有名になってしまっておりますが、改めて紹介させていただきます。僕は舞台が好きなのですが、もちろん映画も見ます。そして今回、この作品をこの記念すべき第一回になぜ取り上げるのか?その理由はフラという共通点ももちろんありますが、この作品にただ素直に、感動したからです。
ストーリーは昭和40年の日本、福島県はいわき市の炭鉱町。 石油の追い風にさらされて、炭鉱は衰退の一途をたどっていたこの時代、炭坑夫もリストラの波に巻き込まれ、多くの失業者を出す現状打破のため、その地にレジャー施設を建設しようと立ち上がった人々の物語。
炭鉱の街に生まれ「一山一家」をモットーに生きてきた炭坑夫の娘たちが家族のため、街の為に、様々な障害を乗り越えてフラを踊り続ける。
この物語はただ、その女性たちの勇姿に涙する作品ではなく、家族、親友、仲間、社会、時代、それら全てが折り重なって不思議な関わり方で、ただ一つのラストシーンに向かって行く。その作風と、女優陣の快演こそが僕の心を突き動かしてくれたように思えます。
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